カルサイト(Calcite)
カルサイトという名前は、ラテン語で石灰を意味する「calcit」に由来しています。
主成分は炭酸カルシウムで、大理石や石灰岩はカルサイトが集まってできた岩石です。
塩酸をかけると激しく発泡して溶けることにより鑑定できます。
純粋なものは無色透明ですが、含まれる不純物などによって様々な色に変化します。
割れやすい性質を持っていますが、完全な劈開性があり、どんなに割っても美しい平行四辺形になります。
最大の特徴は「複屈折(ふくくっせつ)」と呼ばれる現象です。
平たくカットした透明なカルサイトを文字の上に置くと、その文字が二つにずれて見えるのです。
これを生かして偏光望遠鏡に応用されるなど、カルサイトは科学の発展にも貢献した石です。
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カルサイト(Calcite)の基本データ
鉱物学的分類 | カルシウムを含む石の代表格 |
---|---|
モース硬度 | 3 |
色 | 純粋なものは無色。含まれる鉱物により、さまざまな色のものがある |
対応チャクラ | 色により変わる。透明(第七チャクラ) |
特徴 | 屈折率が高く、これを通して見ると物が二重に見える。3方向に割れる劈開性がある |
パワー | ・1つのものを2つに見せる働きがある。 また、2つのものを調和させる作用もある ・錯覚や幻想を取り払い、新たな視点をもたらす |
おすすめ使用法 | ・2つの間の大きなギャップを埋めたいとき ・はっきりと見極める目を欲しいとき ・人間不信に陥ったとき |
取り扱いの注意 | 水、太陽光で変色、変形することがある |
浄化法 | 月光、香り、水晶 |
和名 | 方解石(ほうかいせき) |